こんな症状ありませんか?
◆帯状疱疹
◆水ぼうそう
帯状疱疹
◆帯状疱疹とは?
水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します。
子どものときに多くの人が罹った水痘(水ぼうそう)のウイルスは、病気が治った後でもそのウイルスが体内に潜伏しています。
加齢・ストレスや過労などで体の免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し皮膚症状を起こし、帯状疱疹(たいじょうほうしん)と呼ばれます。
通常、体の左右どちらか片側に、痛みを伴った赤い皮疹や水疱が出現します。
◆治療方法
抗ウイルス薬の内服薬で治療を行います。重度の場合は入院して、抗ウイルス剤の点滴治療を行うこともあります。(当院が連携している総合病院をご紹介いたします。)
後遺症としての帯状疱疹後神経痛が残った場合はペインクリニックで専門的治療が必要となる場合もあります。
◆Point!
早期に治療を開始するほど、治癒までの期間を短縮し、後遺症を抑えることが期待できます。早めの受診をお勧めいたします。
※帯状疱疹発症予防のため、成人の方の予防接種も行っています(自費診療です)。
水ぼうそう
◆水ぼうそうとは?
小児期に罹りやすい感染症です。
水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染によって発症します。
2週間の潜伏期間を経て、37−38度の発熱とともにかゆみを伴う赤い皮疹が急速に広がります。その後水疱となります。
まれに成人が罹ることもあり、その場合は重症化することがあります。
◆治療方法
抗ウイルス薬の内服薬で治療を行います。初期に治療開始するほど治癒が早まります。
まれですが、脳炎・髄膜炎などの合併症を起こすこともありますので、早めの受診がよいでしょう。
◆Point!
くしゃみやせきによって飛沫感染、あるいは空気中のウイルスによって空気感染もします。感染力がとても強いため、学校保健法で登校基準が定められています。登校開始時期については、主治医にご相談ください。