クリニックブログ

2023.05.27更新

福岡市で皮膚科の先生方を対象にざ瘡の講演をさせていただきました。


スライド60枚、頑張って仕上げ、講演に望みましたが、、、
緊張のあまり声が震えすぎて上手く講演できませんでした。。。
今回は、新米の頃大学でお世話になった先輩方や美容のエクスパートの先生方もご参加いただいたため、今までに経験したことのない緊張感におそわれてしまいました。


ご存知の方はご存知だと思いますが、
私はかなりの人見知りで、人前にでるのも極度に苦手なタイプです。最近は、医師としての使命と、自分の成長のための苦行と思い、なるべくお断りしないように取り組んでまいりましたが、、一度失敗するとトラウマになりそうですが、気を取り直してなんとか対策していきたいと思います(笑)

さて、
肝心の講演内容ですが、
保険診療をベースとしたコメド(面ぽう)対策の継続の重要性、外用治療におけるちょっとした工夫、そして難治性の方には、医療機器や薬剤を用いた美容施術の併用についてお話しさせていただきました。
ニキビは痕(瘢痕)になってしまうととても治療が難しくなります。
なるだけ早期治療を開始し、継続していくことが、痕を残さないための近道です。


ニキビは皮膚科へ!
お近くにニキビの方がいらしたらぜひ受診をお勧めくださいね。


座長をお務め頂きました
たかはら皮ふ科 高原正和先生、
ご参加くださいました先生方、お声かけくださいました製薬会社の方々、大変感謝申し上げます。

ニキビ

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2023.05.23更新

もうすぐ手の多汗症(手掌多汗症)の塗り薬が発売されます。

教科書やノートがシワシワになりやぶける
汗でハンカチが手放せない
汗が気になって異性と手がつなげない

そんなお悩みはないでしょうか。
汗のために痒みが出たり、湿疹ができれば皮膚科に相談にいらっしゃいます。しかし、汗のみのお悩みでは、どこに相談しにいったらよいのかわわからなかった患者さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

今回発売されるアポハイドローションは保険診療で処方できる外用薬です。就寝前に5プッシュを両手に塗布し、乾かして就寝、翌朝洗い流していただきます。

「多汗症は皮膚科へ」

保険診療の脇の多汗症治療薬もあります。

お困りの方がいらしたら、ぜひ教えてあげてくださいね。

処方開始は6月上旬の予定です。

※12歳以上が適応です。
(12歳未満の方は医療機関専売のキュアデイズをご紹介しています)

 

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2023.04.27更新

鳥居薬品様株式会社様にお声かけいただき、アトピー性皮膚炎について、講義させていただきました。

テーマは「当科におけるアトピー性皮膚炎の取り組み 〜重症度に応じたプロアクティブ療法について〜」

 

アトピー性皮膚炎において、一番重要なのは、寛解(炎症がなく、ツルツルの状態)にもっていくことだと思っています。

今は薬の開発もどんどん進み、外用薬、内服、注射と様々な薬剤がありますが、その方に適した薬剤を選択し、十分な効果をだすために正しく用いていくことが大切です。

まずは寛解を目指す!そして、寛解したら、そこから、なるべく再発させないようにケアを継続していく(プロアクティブ療法)。

寛解しなければ、プロアクティブ療法ははじまりません。

寛解するためには、まずは適切な外用を行うことが基本です。当院は開院以来、看護師による外用指導に重点をおいてきました。

お困りの方は是非、ご相談くださいね。


 

鳥居薬品の社員の方、全員男性でビックリ。メンズに囲まれるというあまりないシチュエーションに緊張しました(笑)

沢山ご質問をいただき、私自身もまた新しい気づきもありましたので、明日からの診療にも活かしていきたいと思います。

 

コツコツとスキンケア、大変だとは思いますが、頑張っていきましょう。

 

鳥居薬品さんのアトピー性皮膚炎に関するサイト 

https://www.corectim-patient.jp/atopic_dermatitis/skin/index.html

 

鳥居薬品

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2023.04.24更新

4月にはいり、汗に関するご相談がふえてきました。

・ワキの汗が気になって好きな服がきれない

・手にすごく汗をかいてひふがむける

・足の汗がすごくて臭いが気になる

などご相談は様々です。

いわゆる、【汗っかき体質】と【多汗症】とは別の疾患です。

くわしくは当院の多汗症のページにも書いておりますが、原発性腋窩多汗症と診断され、重症度を満たした場合は外用薬による治療が可能です。

近々、手のひらの多汗症治療薬も発売される予定です。

重症の方はボトックスの注射(自費)もおこなっております。

医療機関で治療出来るというイメージがまだ浸透しておらず、残念ながら受診率がとても低い疾患です。

お近くにお悩みの方がいらしたら是非ご紹介くださいね。

 

下記もご参照ください。

ワキ汗治療ナビ https://wakiase-navi.jp

 

 

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2023.04.04更新


東京で開催されたリビジョンのセミナーに参加してきました。

コロナ禍でweb参加ばかりの3年間でしたので、現地参加は本当に久しぶり。子育て中の身にはオンラインも便利ですが、リアルな会は先生方の率直なご意見などお伺いできて、とても勉強になりました。

リビジョンスキンケア
30年以上前から、研究を重ね、全米の医師たちに高性能なスキンケア製品を提供してきた最先端スキンケアブランドです。

リビジョンと言えば
「ペプチド」
ペプチドとはアミノ酸がいくつか連なったものです。
美肌のキーとなる表皮真皮の結合部(DEJ)を刺激し肌のハリと弾力を保ったり、ボトックス様作用を認めるペプチドもあります。
じっくりと肌を耕し、確実に育てていく「ペプチド」✨
私達世代には欠かせない成分です。レチノールのような刺激はないので、お肌の弱い方のアンチエイジングとしてもご使用いただけることが多いです。

また、もう一つの特徴は、
「プレバイオティクス技術」
皮膚表面のマイクロバイオーム(細菌叢)を整えて、老化の兆候にアプローチし、長期的な皮膚の健康を促進してくれます。

講演内容はご紹介できないのですが、新しい使用法など、症例と共に沢山ご紹介していただき、とても有意義なセミナーでした。講師の先生方、ありがとうございました。

私も、その日の夜から、早速、新しい方法をはじめています。
患者さんのお悩みに応じて、ご紹介してきたいと思います。
ご興味のある方はお声かけくださいね。

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2023.03.09更新

昨日は診療後、マルホ株式会社様からご依頼があり、ニキビ治療について社内講義をさせていただきました。

日本で面ぽう(コメド:赤ちゃんニキビ、毛穴のつまり)治療薬アダパレン(ディフェリンゲル®︎)が初めて発売されたのが2008年、過酸化ベンゾイル製剤(デュアック®︎やベピオ®︎)が発売されたのが2015年、私の開業した翌年です。

日々、正しい治療が行えるよう情報提供してくださる製薬会社の方々に感謝しながら、私からお伝えできることをお話させていただきました。

マルホ製薬の皆様、ありがとうございました。

当院の保険診療患者さんの、約1/4はニキビの患者さんで、西区に限らず遠方からもいらっしゃるようになりました。

保険の処方薬をベースとしておりますが、難治の方や、治療効果を急ぎたい方にはピーリングやレーザーなどの自費診療も行っております。

(学生の方には学生料金を設けております。)

ニキビ治療はとにかく早くはじめることが大切です!

瘢痕(ニキビ痕)が残らないよう、今あるニキビは出来るだけ早く治して、外用薬で再発防止をしていく。

 

日本のニキビ治療は、長らく海外から遅れてきましたが、今はよい治療ができる時代になりました。

今が大切!毎日コツコツと塗っていくのは大変と思いますが、頑張っていきましょう。

 

お近くにニキビの方がいらしたら医療機関の受診をすすめてくださいね。

 

マルホ製薬様のサイト わかりやすく書いてありますので是非ご覧ください。→ ニキビを治そうproject

 

マルホ

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2022.12.09更新

サノフィ

 

診療終了後、北九州市皮膚科医会でアトピー性皮膚炎の自己注射薬デュピクセントについてWEB講演をさせていただきました。

久しぶりに当院の患者さんについて調べたところ、この一年の全受診患者さんの28%がアトピー性皮膚炎の患者さんでした。
(次に多いのがニキビの患者さんで24%、両方合併している方が5%でした。)

デュピクセント導入数は3年間で39例、その内、1/3は西区以外、市外や県外からいらしてる方もいらっしゃいます。

デュピクセントは副作用が少なく、とても効果的な薬剤です。

ここ数年、アトピー性皮膚炎の治療は劇的に進歩し、デュピクセントの他にも内服薬やかゆみを抑える注射薬など色々な機序のお薬がでています。

郊外の小さなクリニックですが、新しい治療も取り入れながらスタッフとともに治療に取り組んでいます。

アトピー性皮膚炎が長くよくならず、痒みでお悩みの方がいらしたら、是非、新しい治療があることをお伝えくださいね。

今年もあと少しですね。
年内にやらなきゃいけないことが山積みですが、、、
頑張っていきたいと思います。

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2022.12.09更新

はぐはぐ

 

今日ははぐはぐの撮影でした。

何年経っても、進歩のない私にお声かけいただき感謝です。

オンエア予定日
・2月19日 子どもの唇荒れ
・3月12日 爪切りのポイント
・3月26日 春は肌荒れに注意

お時間のある方はご覧くださいね。

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2022.06.10更新

jak

 

大分皮膚科女医の会で、当院におけるアトピー性皮膚炎の治療について、JAK阻害剤を中心にお話させていただきました。

大分皮膚科女医の会でアトピー性皮膚炎のお話させていただくのは2回目ですが、講演後、沢山のご質問をいただき、嬉しかったです。
ご参加いただきました先生方ありがとうございました。

アトピー性皮膚炎、ここ数年で、治療の選択肢がどんどん増えてきました。どの治療法が、どの患者さんにベストなのか、は悩ましいこともあります。患者さんのライフスタイルにあわせ、ご相談していきたいと思います。

 

下記もご参照ください。

皮膚科学会のアトピー性皮膚炎に関するサイトです。

皮膚科Q &A アトピー性皮膚炎

 

 

 

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

2022.05.30更新

エクロック

先週木曜日、診療後、福岡多汗症エリアセミナーで講演させていただきました。講演では、当院の多汗症治療や患者さんアンケート結果をご紹介しました。

局所多汗症(顔、頭皮、脇、手足など)の有病率は約10%
腋窩多汗症の有病率は約5%

です。

多汗症の方は
同じ皮膚疾患のアトピー性皮膚炎や乾癬と比べても、更にQOLが低く、労働や勉学の生産性が健常人の半分くらいまで低下するというデータがあります。つまり、その方のもつ本来のパフォーマンスが発揮できてないということです。

お悩みの方が多く、QOLやパフォーマンスレベルがかなり下がるにもかかわらず、残念ながら、医療機関で治療できるというイメージが中々浸透しておらず、医療機関の受診率はわずか5%前後です。

2020年以降、腋窩多汗症には、医療機関で保険診療で処方できる外用薬が発売されています。
手足、その方の部位については、保険は適応外ですが、院内製剤塩化アルミニウムの処方や医療機関専売の製品をご紹介しております。
重症の方はボトックスの注射も効果的です。

多汗症でお困りの方はご相談ください。

またお近くでお悩みの方がいらしたら、医療機関で治療できることをお伝えくださいね。

 

下記もご参照ください。

ワキ汗治療ナビ

投稿者: 皮ふ科・アレルギー科 しおりクリニック

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