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先週木曜日、診療後、福岡多汗症エリアセミナーで講演させていただきました。講演では、当院の多汗症治療や患者さんアンケート結果をご紹介しました。
局所多汗症(顔、頭皮、脇、手足など)の有病率は約10%
腋窩多汗症の有病率は約5%
です。
多汗症の方は
同じ皮膚疾患のアトピー性皮膚炎や乾癬と比べても、更にQOLが低く、労働や勉学の生産性が健常人の半分くらいまで低下するというデータがあります。つまり、その方のもつ本来のパフォーマンスが発揮できてないということです。
お悩みの方が多く、QOLやパフォーマンスレベルがかなり下がるにもかかわらず、残念ながら、医療機関で治療できるというイメージが中々浸透しておらず、医療機関の受診率はわずか5%前後です。
2020年以降、腋窩多汗症には、医療機関で保険診療で処方できる外用薬が発売されています。
手足、その方の部位については、保険は適応外ですが、院内製剤塩化アルミニウムの処方や医療機関専売の製品をご紹介しております。
重症の方はボトックスの注射も効果的です。
多汗症でお困りの方はご相談ください。
またお近くでお悩みの方がいらしたら、医療機関で治療できることをお伝えくださいね。
下記もご参照ください。